ノイズ

図4 ノイズ除去の概念。連続した電位で表現されるアナログ信号では、外部からノイズが飛び込んで電位が変動しても、それが元々の音声信号なのか、排除すべき外来ノイズなのか、受信側では区別できないため除去できず、信号は伝送によって劣化の一途をたどる。これに対して一定のレベル値(スレッショルド)よりも高いか低いかの2値で表現されるデジタル信号は、電位に多少の変動があっても本来の電位に戻して記録・再伝送できるため、結果としてノイズが除去され、常に源信号の波形が保たれることになる。しかしスレッショルドを超える大きなノイズが混入した場合や、長距離伝送によって極端に信号レベルが低下した場合は復元できず、伝送エラーや破綻を生じる