JVCケンウッド、業務用Blu-ray Disc&HDDレコーダーSR-HD1700を発売


 JVCケンウッドは、さまざまなビデオカメラフォーマットとディスク記録フォーマットに対応した業務用Blu-ray Disc&HDDレコーダーSR-HD1700の発売を発表した。近年、映像制作の分野では、コンテンツを多様なメディアで扱うようになり、Blu-ray/DVDでの配布やアーカイブを、より早くシンプルに実現したいというニーズが増えており、そのニーズに応える形での今回の発売となる。同製品は、映像入力信号のBlu-ray/DVDディスクへのダイレクト記録に加えて、SD/SDHCカードに記録された映像データのHDDへの取り込みや、PCレスでのHDD内コンテンツの編集、さらに外部制御も可能と、映像制作におけるさまざまな業務用途に対応する。

 前述のとおり、入力ソースをBlu-rayD/DVDディスクへダイレクトに記録が可能となっており、直接ディスクへ書き込めるため制作時間を短縮するだけでなく、HDD上のデータの消し忘れも防ぎぐことができる。また、SDカードスロット/USB端子を搭載しており、民生用のデジタルビデオカメラで撮影されたAVCHDフォーマット取り込みのほか、同社製の業務用HDメモリーカメラレコーダーGY-HM850/HM650/HM600のHQモード(35Mbps)、またはSPモード(25/19Mbps)で録画されたMOV/MXFファイルも、HDDへ取り込むことがで可能となっている。

 アナログコンポジット、S-Video入出力端子に加え、i.LINK(HDV/DV入力)端子とUSB端子が搭載されているほか、PCから外部制御を可能にするRS-232C端子も搭載されている。これにより、各メディアの録画、再生はもちろんのこと、コンテンツ送り出しシステムなどに便利なタイトル、チャプターのダイレクト選択など可能となっている。また、搭載されたLAN端子を介してのコマンド授受による遠隔制御も可能となっており、PCでノンリニア編集したファイルをLAN経由で同製品にアップロードするだけで、ブルーレイディスクの作成をおこなうこともできる。

 記録・再生ディスクは、BD-RE/BD-R、DVD-R/DVD-RWに対応。再生は市販のBlu-ray DiscやDVDビデオ、音楽CDに対応している。Blu-ray Disc記録フォーマットは、BDAVモードに加えてメニュー付きBDMVモードも選択可能。また、DVD記録モードには、VRモードとビデオモードが選択可能となっている。

 このほか、プレイリストの作成、チャプターやサムネール編集、シーン削除、分割などの編集に加え、ディスク名、タイトル、グループ名など、PCレスでの簡易編集機能に加え、最大32倍速の高速ダビング機能、自動リピート再生ディスクの作成機能も搭載されている。また、HDMI端子から映像出力をする際に、HDCPによる暗号化の有無を選択が可能なため、個人のカメラで撮影した著作権フリーコンテンツなどを暗号化しないようにすることで、HDCP非対応機器との接続も可能にしている。

■HDD部
内蔵HDD容量:500Gバイト
映像記録方式:MPEG-4 AVC/H.264、MPEG-2 TS、MPEG-2 PS
音声記録方式:Dolby Digital(2ch)、リニアPCM(2ch、XPモードのみ)、MPEG1 Layer2
インポート可能フォーマット:MOV、MXF、AVCHD、HDV、DV、JPEG、BDAV、BDMV、DVD‐Video/VR、SD-VIDEO(HD)

BD・DVD部
映像記録方式:MPEG-4 AVC/H.264、MPEG-2 TS、MPEG-2 PS
音声記録方式:Dolby Digital(2ch)、リニアPCM(2ch、XPモードのみ)、MPEG1 Layer2
ダイレクト記録可能外部入力:HDV/DV(i.Link)入力、S-Video入力、アナログコンポジット入力

一般
外形寸法:幅435×高さ70×奥行351mm
質量:4.9kg
発売:2014年5月下旬
価格:オープン
問い合わせ先:JVCケンウッド・カスタマーサポートセンター TEL 045-443-306
URLhttp://www3.jvckenwood.com/pro/video/sr-hd1700/index.html


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