ソニー、4Kハンディカムおよび、アクションカムのアップデートを実施

      2014年6月19日      インフォメーション, ニュース

　ソニーは、6月18日、同社の4KハンディカムFDR-AX100とアクションカムHDR-AS100Vの本体ソフトウェアのアップデートを開始した。両製品ともに同社のWebサイト上の指示に従うことでアップデートが可能となる。

4KハンディカムFDR-AX100

　今回アップデートによって追加された機能は、まず、PCを必要としない外付けHDDへのダイレクトコピー機能が挙げられる。これは、従来、撮影したXAVC S動画を外付けHDDへ保存する際にPCを経由する必要があったが、カメラ本体と外付けHDDをUSBケーブルで接続することでダイレクトに保存が行えるというもの。この新機能はユーザーからの要望が最も多かったデータ保存の簡略化に応えるもので、外付けHDDに保存したXAVC S動画はFDR-AX100を介してテレビで視聴することができる。また、同社の4K対応ブラビア（2014年発売モデル：X9500B/X9200B/X8500Bシリーズ）の場合、7月上旬に予定されているアップデートをブラビアに行うことにより、FDR-AX100を介することなく、直接外付けHDDの映像を視聴することが可能となる。

　加えて、3つの機能改善が行われており、のオートフォーカス性能の改善では、主要被写体への合焦精度の向上、人物へのフォーカス追随性の向上が図られている。実際のそのデモンストレーションを見ることができたが、数十m先からカメラに向かって走ってくる人物を撮影した場合、従来だと迫ってくる人物にフォーカスが合いにくかったのが、アップデート後の映像ではしっかりとフォーカスの追随が行われているのが確認できた。

　このほか、動画記録時のズームスピードの向上、シャッタースピード1/50の追加も行われており、ズームスピードの部分では、従来スタンバイ時に比べ録画時のズームスピードが遅いという現象があったが、アップデート後にはスタンバイ時と同じスピードで録画時もズームすることが可能になる。また、シャッタースピード1/50の追加は、フリッカー対策のために新たに追加された機能となる。

　なお、上記のアップデートは、同社HDハンディカムHDR-CX900にも施すことが可能となっている。

アクションカムHDR-AS100V

　今回のアップデートでは、まずライブストリーミングへの対応が挙げられる。PCと同製品を接続し、初回のみ簡単な設定を行うことで、USTREAMへのライブストリーミングが可能となり、遠隔地でもリアルタイムに映像をシェアすることが行える。ライブストリーミング中には、視聴者数を確認することもできるほか、TwitterやFacebookなどのSNSを通じ、視聴者からのコメントなどもチェックすることも可能となっている。この新機能により、通常のライブ配信のほかにも、スポーツなどのシーンで遠隔地のトレーナーにフォームのチェックを行ってもらったり、自宅のペットの様子のモニタリングなど、さまざまな形での同製品の活用が可能になる。

　このほか、アクションの軌跡を1枚の静止画として生成することが可能となるモーションショットLEや、有効画素数1350万画素の最大10枚/秒の高速連写機能、セルフタイマー機能なども追加されている。

　なお、合わせて同じアクションカムシリーズのHDR-AS30Vにもアップデートが行われた。こちらはライブビューリモコンRM-LVR1によるマルチカメラコントロールの対応が図られており、これによりHDR-AS100V、HDR-AS30Vが混在した形で最大5台までのマルチカメラコントロールが可能となる。

■アップデートの詳細およびダウンロード


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