フジノン映像機器内覧会2014、東京、名古屋、大阪の3会場にて開催
富士フイルムは6月10〜6月26日にかけ、東京会場、名古屋会場、大阪会場の3会場にて「フジノン映像機器内覧会2014」を開催した。本内覧会は、毎年NAB終了後のこの時期に行われているもので、NABで発表した新製品や、同社が取り扱うレンズ製品群などにユーザーが直接触れ、その性能を確かめることのできる場となっている。今回、青山テピアで開催された東京会場にて出展されていた各種新製品を、写真とともに紹介していく。
- 2014 NAB Showで発表されたHA18×5.5BE。広角5.5mmから100mm(18倍)までの汎用性の高い焦点距離を1本のレンズでカバーしたHDズームレンズ。絞り羽根9枚採用により自然なボケ味を実現しているほか、MOD 0.4mの近接撮影も可能となっている
- ビデオズームレンズライクな操作を可能として好評を得ている4K対応のPLマウントシネレンズZKシリーズの新製品ZK12×25。こちらもNABで発表された製品で、広角25mmから300mm(12倍)の焦点距離をカバーしており、別売のドライブユニットと組み合わせることで、ズーム、フォーカス、アイリスをリモートで制御することが可能となっている。HT-EBCコート採用により自然な色再現性を実現しているほか、ズーム全域で低ディストーションを達成している
- 同じくZKシリーズのZK2.5×14。焦点距離14〜35mmをカバーしつつ、2.9kgの小型・軽量ボディーを実現している。MOD 60cm、マクロ機能使用時、接写33cmの撮影も可能となっている
- 参考出品されていた屋外用リモコン雲台システムEPT-6D-32A。動作速度が従来モデル(EPT-6F)と比較し、パン36%、ティルト66%の高速化を実現している。小型・軽量ながら23番レンズの搭載を可能としているほか、高いメンテナンス性も実現
- 豊富なラインナップを誇る各種監視カメラ用レンズも展示されていた
- 本内覧会では、毎年恒例となっている、持ち込まれたレンズをその場でメンテナンスするレンズ点検コーナー
なお、来る7月3〜4日に開催される九州放送機器展においても、同様の内容で出展が行われる予定とのこと。