Timecode Systems、新しいタイムコード/メタデータ・ハブpulseを発表

　Timecode Systemsは、次世代のタイムコードテクノロジーとして、コンパクトながらさまざまな機能を持つタイムコード/メタデータ・ハブ「pulse」を開発したことを発表した。なお、同製品は2014年9月12〜16日までアムステルダムで開催されるIBC 2014に出展される予定。

　コンパクトで頑丈なアルミニウムのケースに入った同製品は、これ1つでタイムコードとメタデータを供給し、放送制作のワークフローを充実させることが可能となっている。非常に素早くタイムコードやゲンロックを生成する、同社のTimecode Buddyブランドの象徴ともいえる機能を備えており、そのまま使えば広範囲をカバーする強力なRFトランシーバとして正確な同期を提供し、Wi-Fiに接続すればiOSアプリのMovieSlateやAdobe LiveLoggerなどのアプリで操作できるという利便性を備えている。

　また、同製品にはEthernetとWi-Fiのブリッジ機能に加え、2ポートのEthernetスイッチが搭載されており、2つのネットワークを使ってカメラと同製品を繋ぐことができる（特に3Dリグとの併用に適しているとのこと）。併せて、LANCやUSB、シリアル通信ポートといった最新のカメラプロトコルにも対応している。

　同社のマネージングディレクターPaul Scurrell氏によると
「pulseは開発当初、ARRI Alexaと完全に統合することを目的として設計されました。iOSアプリのMovieSlateとARRI Alexaプラグインを一緒に使うことで、私たちの新しいBuddyは、完全にワイヤレスでカメラ操作およびステータスのモニタリングを可能にし、すべてのメタデータとレンズ制御システムへiPad1つでアクセスする機能をユーザーへ提供します。」
とのこと。

　pulseの外形寸法は幅94×高さ67×奥行23mmと非常にコンパクトとなっているほか、高解像度のOLEDディスプレイも搭載されており、さまざまなマウンティング方法や多数の電源オプション（7〜34VのLEMOコネクタ接続で常時充電が可能な内蔵リチウム電池、5VのUSBコネクター、50VのRJ-45コネクターによるPOE給電）に完全に対応している。

• 問い合わせ先：アスク TEL 03-5215-5676
• URL：http://www.ask-dcc.jp/timecode-buddy.html