パナソニックが、AVC-ULTRAコーデック対応の小型フィールドレコーダーAJ-PG50を発表


 パナソニックは、11月14日、AVC-ULTRAコーデックファミリーに対応した小型軽量・バッテリー駆動のHD/SDポータブルフィールドレコーダーAJ-PG50を発表した。価格は¥58万(税別)、発売は2014年12月20日となっている。

AJ-PG50

外形寸法は幅108×高さ85×奥行217mm(セット足および端子キャップなど突起部を除く)、質量は約 1.1kg(本体のみ)。映像表示には高解像度のQHD LCDモニターを装備

 AJ-PG50は、2014年11月19〜21日まで開催されたInter BEE 2014のパナソニックブースでも展示され、実機が披露された。

AJ-PG50

AJ-PG50はInter BEE 2014にも展示(写真左)。写真右は同社のハーフラックレコーダーAJ-PD500

 AJ-PG50は、AVC-ULTRAコーデックファミリーに対応し、AVC-Intra100/AVC-Intra50/AVC-LongG50/AVC-LongG25/AVC-LongG12/AVC-Proxy/DVCPRO HD/DVCPRO50/DVCPRO/DVフォーマットでの記録が可能。

 記録メディアにはmicroP2/P2カードを採用(同時使用は不可)。microP2カードスロット2基、P2カードスロット1基を装備し、microP2カードスロット2基によるサイマル記録やリレー記録にも対応している。本データ収録をAVC-Intra/AVC-LongGで行いながら、低レートのAVC-Proxyを同時に収録できるデュアルコーデック記録も可能である。

AJ-PG50

前面のカバーを開けるとにmicroP2カードスロット2基とP2カードスロット1基が装備されている。スロットの下は内蔵モノラルスピーカー

 入出力はHDMI×各1、3G-SDI×各1のほか、XLRアナログオーディオ(CH1/CH2)入力、アナログオーディオ出力、タイムコード入力、LAN(Ethernet)端子、USB3.0 HOST、USB2.0 DEVICEなど、充実したインターフェースを備えている。

AJ-PG50

後部に3G-SDI入出力やタイムコード入力、オーディオ入力を装備。HDMI入出力やLAN端子、USB端子など、そのほかはボディ側面に配置されている

 USB3.0 HOSTでは、P2カード/microP2カードから外部ストレージへバックアップコピーができるほか、外部ストレージからのプレビューも可能。

 また、LAN端子による有線LANでのネットワーク接続に加え、ワイヤレスモジュール(別売りAJ-WM30)を装着することによって無線LAN(IEEE 802.11 g/n規格)接続も可能となり、ネットワークに接続したPC/Mac、タブレット端末、スマートフォンから、プロキシプレビュー、リモート編集、ファイル転送、プレーリスト編集などの機能が利用できる。

 そのほか、4G/LTE回線によるネットワーク接続にも対応。レコーダーからネットワークサーバーへダイレクトにFTP転送し、収録後ただちに局のデスクで編集するというような利用が可能。

 さらに、有線LAN、無線LAN、4G/LTE回線を経由した、プロキシ映像のライブストリーム配信に対応。ストリーミングモードは4モード(LOW/HQ/SHQ/AVC-G6)を備え、回線状況と用途に応じた選択が可能となっている。

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