殿の天晴れ!ワンダフルプロダクツ・第4回
日本初! 4K全天周映像
日本初となる4K映像の全天周実写動画『ベイスン&レンジの奇跡』を株式会社 日テレ アックスオンが制作しました。本連載の第2回デジテク2014でもご紹介したこの日本初となる4K全天周映像が、去る5月28日に世界最高水準の映像を映し出す、岡三証券グループのデジタルドームシアター「神楽洞夢」で上映されました。またこのコンテンツを制作したクリエーターによる「全天周ドーム映像製作の制作&技術ワークフロー」&日本科学技術振興財団開発担当者による「最新のデジタルドームシアターについて」と題したセミナーも同時に開催されました。
- 神楽洞夢」のある岡三証券グループ津ビル
- 「神楽洞夢」内部
- 4Kプロジェクター5台で世界最高水準の映像を映し出す
- 「神楽洞夢」コントロールコンソール
『ベイスン&レンジの奇跡』とは、日本初となる4K全天周実写動画のドキュメンタリー作品で、六億年前の姿をいまも残す米国コロラド高原の大自然を、標高3000m超、-10℃以下となる過酷な条件を考慮し、マルチカメラ方式ではなく1カメ+魚眼レンズ方式を考案し、少人数での撮影に成功したものです。
- 深さ290mと東京タワーがアンテナくらい残してすっぽりと入るコロラド川の浸食(ホースシューベントにて)
- 車載マウントの準備風景。全天周ドームは、画面中央が天頂になるため正面を映すにもほぼレンズは上を向きます
- 米国コノバ社の小型のスライドレール&パンチルトができるリモートヘッド。タイムラプスができてこの大きさは日本には無く、アメリカで調達した
- レールを外し、三脚にリモートヘッドを取り付けた様子。180°のうつりこみはすさまじく、逃げる場所を確保するために夜間の星空などの撮影はこのスタイルで行った
- ラスベガスでの空撮。外付けマウントが無く吸盤もNGのためやむなく手持ちで収録した
- 月明かりでのタイムラプス。写真はアーチズ公園のランドスケープタワー。零下−20℃のなか、夜間8時間の撮影です。ビデオカメラでは不可能のカットです
- 問い合わせ先:株式会社日テレ アックスオン 映像事業センター4K8K推進室 梶田一郎氏まで Tel:03-3222-2824 E-mail:kajita@ax-on.co.jp
スマートフォンに取り付けられる顕微鏡
テラベース株式会社研究員の池田充氏にスマートフォンに取り付けられる、まったく新しいカタチの顕微鏡Leye(エルアイ)をご紹介していただきました。
- スマートフォンに取り付けられる顕微鏡
- テラベース株式会社は電子光学機器装置の開発を手掛けてきたスペシャリスト
- Leyeは純国産でひとつひとつ丁寧に手づくりされている
- 問い合わせ先:テラベース株式会社(http://www.terabase.co.jp/)