Blackmagic Design、ライブ中継用カメラBlackmagic Studio Cameraを発表


 

 Blackmagic Designは、2014 NAB Showにおいて、現地時間4月7日、ライブプロダクションに特化した放送用カメラBlackmagic Studio Camerを発表した。なお、同製品は、最大1080/60pまで対応したBlackmagic Studio Camera HDと12G-SDIを搭載しUltra HD 2160/60pまで対応したBlackmagic Studio Camera 4Kの2モデルがラインナップされている。

 同製品は、超堅牢かつ軽量なマグネシウム合金のボディに、大型10インチビューファインダー、4時間使用可能なバッテリー、トークバック、タリーインジケーター、ファンタム電源マイク接続、光ファイバーおよびSDIインターフェースなどの機能を搭載しており、1本のケーブルでライブプロダクションスイッチャーに接続可能となっている。また、ビューファインダーのLCDは非常に明るく、広視野角に対応しているので、直射日光の下でも使用可能となっており、折りたたみ式のサンシェードも付属している。

 レンズマウント部は、アクティブ方式のマイクロフォーサーズ・レンズマウントに対応しており、幅広い種類のレンズやアダプターと互換性を備えている。また、サードパティ製ののレンズマウントアダプターを使用することで、幅広いタイプのPLシネマレンズや、従来型のB4 ENGレンズを使用することも可能となっている。

 光ファイバーインターフェースも内蔵しているため、1本のケーブルでライブプロダクションスイッチャーと接続できるほか、双方向通信が可能な光ファイバーにより、エンベデッドオーディオ、トークバック、タリー、さらにカメラリモートコントロールの付いたHDあるいはUltra HD信号を扱うことができる。

 また、同社のATEMライブプロダクションスイッチャーシリーズで使用されているタリーSDIインターフェースが採用されており、担当しているカメラがオンエアされている場合、カメラ前面のタリーライトおよび、ビューファインダー上のタリーランプが自動的に点灯させることも可能となっていほか、4時間使用可能なバッテリーも搭載されている。

 なお、オペレーター側のコントロールパネルでは、フォーカス、アイリス、そしてオンスクリーンのメニュー設定へ瞬時にアクセス可能なほか、オンスクリーンメニューは、ビューファインダーにオーバーレイされ、必要に応じてオン/オフすることができる。

 リリース時期だが、Blackmagic Studio Camera HDは、すでに出荷が開始されており、Blackmagic Studio Camera 4Kは、2014年7月出荷開始予定となっている。


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