パナソニックが新型VARICAMを内覧会で披露
パナソニックは4月25日、大阪・門真のAVCネットワークス社構内において、ポストNAB Show内覧会を開催した。同内覧会は、NAB Showの展示製品が国内に戻ってきたタイミングで、毎年内々に催されていたものであるが、今年は業界および一般誌の記者にも公開された。
会場には、2014 NAB Showで御披露目されたVaricam35やVaricam HSを筆頭に、3月より出荷開始となった2MEライブスイッチャーAV-HS6000やP2HDカメラレコーダーAJ-PX270、前日の24日に発売開始となったばかりLUMIX GH4(AG-GH4U)などが展示され、NAB Showと同様のデモが披露された。
- 国内初披露となるVaricam35やVaricam HSを筆頭に2014 NAB Showで出展された製品を展示。同内覧会は社内での情報共有を目的に5年ほど前から開催しているという
- AVCネットワークス社イメージングネットワーク事業部の宮城 邦彦 氏は「満足していただける内容でお届けできる目処が立った」と生まれ変わったVaricamをアピール
- 新しいVaricamはモジュール形式を採用。共用のレコーディングモジュールAU-VREC1Gに用途に合わせてカメラモジュールを選択できる。写真は4KカメラモジュールAU-V35C1Gと組み合わせたデジタルシネマ仕様のVricam35
- 2/3型HDカメラモジュールAU-V23HS1Gと組み合わせたVaricam HS。ショルダーマウントモジュールAU-VSHL1Gと2/3型バヨネットマウントレンズの装着で、ENG運用が可能となる。1〜240fpsのバリアブルフレームレート撮影にも対応
- Vricam35の実機では、4K出力(3G-SDI×4)とVF出力を別々のモニターに表示。レコーディングモジュールの操作部は分離可能で扱いやすい場所に取り付けることができる
- 右モニター(31型4K液晶モニターBT-4LH310)に表示されているのがVricam35からの4K出力映像、左モニターはVF出力映像で、LUTが適用されている
- 新Varicamに搭載されたカラーグレーディングの機能は、PCやタブレット(有線または無線接続)で操作できる。会場ではWiFi接続のタブレットPC(タフパッドFZ-G1)からカラーグレーディングや出力設定の操作してみせた
- expressP2カードAU-XP0256AGは、Vricam35の4K映像(最大120fps)とVaricam HSのHDハイフレームレート映像(最大240fps)の書き込みが保障されている新メモリーカード。従来のP2カードと同一の幅・長さで、厚みが1.5倍となる
- 2/3型HDカメラモジュールAU-V23HS1G。外観を見るとNDフィルターにはCLEAR、1/4ND、1/16ND、1/64ND、CCには3200K、4300K、5600K、1/2NDと記載されている
- Varicam HSのバリアブルフレームレート撮影による、240fpsのHDハイフレームレート映像も披露された。24fps再生で1/10のスロー映像となっている
- 4Kアーカイブシステムも提案されている。LTO6とBDを利用でき、AVC-ULTRA 4KやApple ProResの圧縮コーデックをサポート。メタデータによる検索やプロキシ映像でのプレビューも可能
- 近年は業務用の小型1MEスイッチャーに注力してきたパナソニックであるが、放送用の大型2MEスイッチャーAV-HS6000を皮切りに3MEモデル、4MEモデルを順次開発していく予定となっている
- P2HDハンドヘルドカメラレコーダーAJ-PX270は今秋より対応予定のビデオストリーミング送出をデモ。メモリーカードに記録しながらプロキシ映像のライブストリーム配信が可能となる
- 4月24日に発売開始となったLUMIX GH4(AG-GH4U)は、10ビット4:2:2の4K映像出力をインターフェースユニットAG-YAGHGのHDMIから出力して表示