Blackmagic Day、YouTube Space Tokyoにて開催


 去る、5月13日(火)、YouTubeクリエイターのためのアジア拠点である六本木ヒルズ・YouTube Space Tokyoにて、Blackmagic DesignによるイベントBlackmagic Dayが開催された。Blackmagic Studio Cameraを初め、DaVinci Resolve 11、ATEM 2M/E Production Studio 4Kなど、2014 NAB Showで発表されたばかりの最新機材を体感できる機会とあって、会場は多くの参加者で賑わっていた。

 同イベント冒頭では、2月15日に開設1周年を迎えたYouTube Space Tokyo(関連記事)の概要解説とともに、動画クリエイターが収益の機会を得て作品に磨きをかけ、視聴者をさらに獲得する機会を提供するプログラム「YouTubeパートナープログラム」の紹介が行われた。

 その後、ハリウッド映画や有名企業のCMなど数々の作品を手がけてきたカラーリストのジャイルズ・リバシー氏によるBlackmagic Cinema CameraワークショップおよびDaVinciワークショップが行われるとともに、パンダスタジオのエンジニア小西 正利 氏によるLive Streamingワークショップが執り行われた。

 Blackmagic Cinema Cameraワークショップでは、ジャイルズ・リバシー氏がBlackmagic Pocket Cinema Cameraで撮影した素材を例に、13ストップのダイナミックレンジとRAW収録を中心とした同社カメラ製品の魅力について解説が行われた。また併せて行われたDaVinciワークショップでは、参加者のうち希望者12名が実際にジャイルズ・リバシー氏が用意した素材を教材に、DaVinci Resolve Liteを使用し、カラーグレーディングの基礎講座を受けることができた。ちなみにその他の参加者は、別室にてその様子を視聴する形となった。

 Live Streamingワークショップでは、パンダスタジオの概要解説に始まり、スタートから1年半で全国70ケ所(海外4ケ所)で展開をしている同スタジオの映像制作のノウハウについて解説、またLCC(格安航空会社)を例えに用いたスタジオ経営のノウハウや、ハリウッドの現在のスタジオ事情などを例に今後スタジオ経営のあるべき姿など、実践的な内容となった。

 このほか、同ワークショップでは、会場に用意されたBlackmagic Studio Camera(HDモデル)3台やATEM 2M/E Production Studio 4Kなどを用い、ATEM Software Controlに新たに搭載されたCCU機能のデモンストレーションも行われた。従来、高額な投資が必要であったスタジオカメラのCCU機能を、安価に実現する同システムに、来場者も高い関心を寄せていた。

 

 


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