池上通信機、シンガポールに海外子会社Ikegami APACを設立
池上通信機は、平成26年4月、東南アジア、西アジア、大洋州地域などへの放送機器、医療用カメラの販売・サービスの拠点として、シンガポールに海外子会社Ikegami APAC(Ikegami Electronics Asia Pacific Pte.Ltd.)を設立した。5月30日には周辺各国の顧客、各国代理店を多数招待し、オープニング記念祝賀会も盛大に執り行われた。会場内には、同社のスーパー35mmフォーマットカメラシステム「HDK-97ARRI」、16ビットフルデジタルカメラシステム「HDK-55」など、主要な放送機器も展示され、アジア市場でのシェア拡大へ向けて、積極的な販売とサービスの拡充を推し進めること強くアピールした。
Ikegami APACは、グローバル市場での売上拡大の施策の1つとして、Ikegami Electronics(U.S.A.),Inc.、Ikegami Electronics(Europe)GmbHに続く第3の海外販売拠点としてシンガポールに設立されたもの。これから本格的な放送設備のデジタル化、HD化が予定されている東南アジア、西アジア、大洋州地域へ向けて、放送システム機器、医療用カメラを中心に積極的な販売・サービス活動を展開していくとのこと。
オープニング記念祝賀会は、シンガポール随一のショッピング街、オーチャ-ド・ロードの中で最も高いビルであるION SKY, Singaporeの最上階で開催。シンガポールはもちろんインドネシアやタイなど周辺各国の放送局やプロダクション、代理店など、80名近くの来賓を迎えて行われた。同社からは代表取締役社長・清森 洋祐氏、取締役海外事業本部長・樫村 直樹氏、ならびにIkegami APAC社長・山口 文雄氏を初めとした関係者が参列し、アジア市場でのシェア拡大へ向けて、地域に根ざした製品開発の推進により、国際競争力のある製品をタイムリーに供給していくことなど、Ikegami APACを拠点に積極的な展開を図っていくことをアピールした。
■Ikegami APACの概要
- 商号:Ikegami Electronics Asia Pacific Pte..Ltd.
- 代表者:取締役社長 山口 文雄
- 所在地:1 Tampines Central 5, #03-03 CPF Tampines Building, Singapore 529508
- 設立:2014年(平成26年)4月
- 事業内容:放送システム機器、医療用カメラなどの販売
- 資本金:1百万米ドル(約1億円)
- 出資比率:池上通信機100%