6つのコンテンツ関連展示会の集まった複合展示会が開催
2014年7月2日(水)〜4日(金)の3日間(東京国際ブックフェアは2014年7月2日(水)〜5日(土)の4日間)に渡り「第3回 クリエイター EXPO 東京」「第2回 プロダクション EXPO 東京」「第2回 コンテンツ制作・配信ソリューション展」「第4回 キャラクター&ブランドライセンス展(ライセンシング ジャパン)」「第18回 国際電子出版 EXPO(eBooks)」「第21回 東京国際ブックフェア(TIBF)」が東京ビッグサイトにて開催された。
複数の商談会を組み合わせた、複合展示会
これらのイベントはリード エグジビション ジャパンの主催によるもので(TIBFとeBooksは 東京高裁ブックフェア実行委員会/リード エグジビション ジャパン、ライセンシングジャパンはリード エグジビション ジャパン/セミナー協力:LIMAジャパン)、共催の利点を利用して会場内で連結され、1つの展示会パスですべての展示会を回れるように設計された複合型の展示会となっている。全展示会合計で出展者1530社、65000名の来場者を集めるビッグイベントだ。
なかでも、昨年から始まった「第2回 プロダクション EXPO 東京」「第2回 コンテンツ制作・配信ソリューション展」の2つのイベントは映像関係者にとっても見逃すことのできない重要なイベントとなっている。今回も、両展示会には主要な企業のいくつかが出展し、大いに注目を集めていた。
また、特に「第2回 コンテンツ制作・配信ソリューション展」を中心として、地方自治体やそのとりまとめによる地方企業の出展が多かったのも特徴で、東日本大震災後に発生している東京一極集中からの脱却の流れの表れといえそうだ。
そのほかにも、興味深い出展も多く、たとえば「第21回 東京国際ブックフェア(TIBF)」においては、ただ本の出版というだけではなく、書店置きの知育玩具やゲーム、グッズ類の展示までがあり、単に本と映像の展示会というだけではない幅広い展示会となっていた。
また、個人事業主向けにも「第3回 クリエイター EXPO 東京」が開催されており、隣接した「第4回 キャラクター&ブランド ライセンス展(ライセンシング ジャパン)」と合わせて、プロダクションや出版社の人間が、気になったコンテンツやクリエイターに声を掛ける仕組みができ上がっていた。
数ある展示会の中でも、こうした複合ジャンルの展示会が共催されるのは大変珍しい。今後も映像業界側からも目が離せない展示会の1つとなりそうだ。