エーディテクノ、HDBaseT規格を活用したHDMI延長器HD-10HPEを発売

　エーディテクノは、同社が現行発売中のHDBaseT（tm）HDMIエクステンダー HD-06HEの上位機種となるHD-10HPEを8月下旬より発売する。同製品は、送信機（Tx）と受信機（Rx）の間をカテゴリ6/5eのLANケーブル1本で接続し、1080p60/48ビットのHDMI信号を最大100m（4K/2K@30信号を最大70m）まで、非圧縮で伝送できるHDBaseT規格を活用したHDMI延長器となっている。

　帯域は最大10.2Gbpsで、3D、HDCP、CEC、最大7.1chの高品位オーディオにも対応し、非圧縮伝送が可能なため、画像の劣化を少なく遅延レスで長距離伝送が可能。HDBaseT規格で呼称されている5Play（映像・音声・イーサネット・コントロール信号・電源伝送）にも対応し、1本のLANケーブルで5つの信号伝送が可能となる。

　また、LANケーブルにて電源を伝送するPoC（パワー・オーバー・ケーブル）では、設置環境を考慮し、送信機（Tx）、受信機（Rx）のどちらかにACアダプターを接続するだけで、送信機から受信機、または、受信機から送信機、双方向での電源供給に対応している。

　その他、送信機本体には、入力されたHDMI信号を分配出力するHDMI出力端子を搭載。手元の送信機に液晶モニターなど、映像表示機器を接続することで、遠距離に設置されたテレビやプロジェクター表示コンテンツを同時に表示することが可能。また、送信機にて分配されたHDMI信号をもう1台のHD-10HPE送信機HDMI端子に入力することで送信機側でのデイジーチェーン接続に対応し、最大5台までのデイジーチェーン接続が可能となっている
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　RS-232Cシリアル通信接続コネクターには、非脱落型（キャプティブ・スクリュー）を採用。付属の専用RS-232Cケーブル以外でも設置環境に合わせたケーブル長での接続が可能なほか、ACアダプターを接続する電源DCコネクターにも抜け防止のネジ式コネクターを採用し設置現場でのケーブル抜け防止に適した設計となっている。

　ホームシアター、デジタルサイネージ、セキュリティーカメラ、院内システム、会議室や教室に設置されたプロジェクターやテレビなど、映像や音声の長距離伝送を必要とする環境で、安価に入手が可能なLANケーブル1本で多様な信号を伝送。双方向給電やHDMI信号分配機能などにも対応しているため、よりシンプルかつローコストでのシステム構築が可能となる。

• 発売：2014年8月下旬予定
• 価格：オープン（市場想定売価約￥6万前後）
• 問い合わせ先：エーディテクノ TEL 03-5213-3855
• URL：http://www.ad-techno.com