パナソニック、デジタル4Kビデオカメラ HC-X1000を発売


 パナソニックは、1枚のSDカードへの4K 60p記録を実現したデジタル4Kビデオカメラ HC-X1000の発売を発表した。

 

 同製品は、4K60p撮影を実現するために、レンズ、エンジンが一新されている。レンズにはライカにおいて3段階の厳しい認証工程を経たライカディコマーレンズを採用(着脱可能なレンズフードも搭載)。センサーは、総画素数1891万画素の1/2.3型裏面照射型高感度MOSセンサーを搭載し、エンジンには膨大な量のデータを高速処理できる「クリスタルエンジンPRO 4K」を搭載している。これらにより4K60p撮影を実現し、動きの速いシーンでも歪みの少ない高精細な映像を撮影することができる。

 また、多様な用途に適した撮影ができるよう、多彩なビットレート記録モードが搭載されており、24pのシネマ4Kモード(4096×2160画素)記録や、200Mbpsオールイントラでのハイビットレート記録(フルHD撮影時)も可能となっている。AVCHDの記録モードも搭載しているほか、NTSC方式(60Hz)とPAL方式(50Hz)の両方に対応している。

 搭載されたライカディコマーレンズには、4つのレンズ群がそれぞれ個別のモーターで動作制御を行う「4ドライブレンズシステム」が採用。光学ズーム20倍、iAズーム40倍(フルハイビジョン撮影時)を実現する一方でボディの小型化に成功している。フォーカス、ズーム、アイリス(絞り)を操作する三連マニュアルリングも搭載しており、撮影意図を反映しやすい直感的な操作によって繊細な調整ができ、プロユースに耐えうる操作性を実現している。

 このほか、4Kで撮影した映像データをフルHDにダウンコンバートして記録可能な機能や、ダブルSDカードスロットの搭載によるバックグラウンド記録(フルハHD撮影時)、同時記録、オートスイッチ記録が可能となっている。また、コンデンサーマイクでの録音も可能なXLR音声端子(キャノン端子)を2つ搭載しているほか、1/4、1/16、1/64の3段階で調節可能なNDフィルター、直感的な操作が可能な3.5型タッチパネル液晶モニターなども搭載されている。

  • 撮像素子:1/2.3型MOS固体撮像素子
  • 記録画素数(静止画時):最大885万画素
  • 総画素数:1891万
  • 有効画素数:829万(16:9 3840×2160)
  • 動画記録方式:MOV(LPCM)、MP4(LPCM)、MP4、AVCHD Ver 2.0(AVCHD Progressive)
  • 音声記録方式:Dolby Digital(AVCHD)/LPCM(MOV/MP4)/AAC(MP4)
  • F値:F1.8〜F3.6(f=4.08〜81.6mm)
  • f:35mm判換算:動画29.5〜600.0mm(17:9)/30.8〜626.0mm(16:9)、静止画29.5〜600.0mm(17:9)/30.8〜626.0mm(16:9)
  • 最短撮像距離:約3cm(ワイド端)/約1.5m(全域)
  • フィルター径:49mm
  • ズーム:光学ズーム20倍、iAズーム40倍(FHD記録モード時)
  • 記録メディア:SDXCカード(48〜64Gバイト)、SDHCカード(4〜32Gバイト)、100Mbps以上のMOV/MP4記録モードにはUHS-I Speed Class3、50Mbps以上のMOV/MP4記録モードにはUHS-I Speed Class1、Class10以上のSDカードが必要
  • 外形寸法:幅160×高さ170×奥行315mm(レンズフード、アイカップ含む)
  • 本体質量:約1550g
  • 使用時質量:約1780g(SDカード、バッテリー使用時)
  • 発売:2014年10月23日
  • 価格:オープン(実勢価格:¥34万前後)
  • 問い合わせ先:パナソニック・お客様相談センターTEL0120-878-365
  • URLhttp://panasonic.jp/dvc/

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