ティアックからカメラ用リニアPCMレコーダーDR-70DおよびDR-60DMKIIが発売


 ティアックは10月15日、カメラ用リニアPCMレコーダー/ミキサー「DR-70D」および「DR-60DMKII」、そしてDR-70D専用のアクセサリーパッケージ「AK-DR70C」を発表した。TASCAM(タスカム)ブランドから11月下旬より発売。価格はすべてオープンプライスとなっている。

 「DR-70D」は、DSLR(デジタル一眼レフカメラ)やビデオカメラなどでの動画撮影時に最適な4トラックリニアPCMレコーダー。4つのXLRマイク入力に加え、ステレオマイクを搭載したことで単体でも手軽に録音が可能となっている。

 また、内蔵マイクとXLRマイク入力を組み合わせることにより、たとえば内蔵マイクでアンビエンス、XLR入力にはインタビュー用のガンマイクを接続するなど、 機動性を損なうことなくセッティングのバリエーションを広げることができる。

 マイク入力音を増幅するプリアンプにはゲイン幅最大64dB、EIN(等価入力雑音)−120dBuを誇る独自のHDDA(High Definition Discrete Architecture)回路を搭載。4つのマイク入力はリミッター、ローカットフィルターも装備し、独立した ゲイン調整が可能。

 また、音質を左右するオペアンプにTexas Instruments NE5532を採用するなど、回路設計はもとよりパーツの選定にもオーディオメーカーのノウハウが注ぎ込まれている。

 そのほか、カメラでの動画撮影に特化した仕様も数多く装備。カメラの音声と「DR-70D」で収録した音声の位置合わせの基準となるスレートトーンを記録する機能や、「DR-70D」内でミックスされた後の音声をDSLRへ出力するためのCAMERA OUT端子を装備している。
 カメラの出力音を入力しモニターするためCAMERA IN端子も装備しているので、ヘッドホン端子を装備していないDSLRの音声モニタリングも可能となっている。

 

 「DR-60DMKII」は、ミキサー統合型4トラックリニアPCMレコーダーDR-60Dに新機能を追加した改善モデル。DR-60Dからの主な改善点は下記の3つとなっている。

■GAIN “HI+PLUS”を追加
 Highよりもさらにトリム最大値から+12dBレベルの引き上げが可能。より小さな音でも録音しやすいゲイン設定が可能となっている。

■CAMERA OUTがHIGHとLOWのレベルの2端子に
 DR-60DMKIIとカメラでの同時録音を可能にするCAMERA OUT端子に、出力レベルの異なる2つの端子を搭載。それぞれダイヤルでボリューム調整が可能なので、さまざまなメーカーのカメラに対応ができる。

■内部/外部バッテリーの切り替え通知
 外部バッテリーを使用中にバッテリー残量が少なくなると、本体側に電池が入っていれば自動的に内部バッテリーに切り替わり、途切れることなく録音することが可能。このときに画面上に電源が切り替わったことを知らせるウィンドウが表示され、長時間の使用でも確実なバッテリー管理が可能となっている。

問い合わせ先:ティアック タスカムカスタマーサポート TEL 042-356-9137
URLhttp://tascam.jp/


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