パナソニックが、新HDインテグレーテッドカメラを発表。フルHDのIP映像出力が可能な機種など計3機種6モデル
パナソニックは、11月13日、回転台一体型のHDインテグレーテッドカメラについて、新製品となる3機種6モデルを発表した。
IP伝送でのフルHD映像出力を実現するAW-HE130W(ホワイトモデル)およびAW-HE130K (ブラックモデル)を2014年12月に¥89万5000/税別で、光学30倍ズームを搭載したAW-HE70HW(HDMI/ホワイトモデル)とAW-HE70HK(HDMI/ブラックモデル)を2015年1月に¥32万/税別、AW-HE70SW(SDI/ホワイトモデル)とAW-HE70SK(SDI/ブラックモデル)を2015年2月に¥48万/税別で発売する。
また、これらの新型HDインテグレーテッドカメラと合わせて、設置・使用することで、俯瞰映像を撮影するコントロールアシストカメラAW-HEA10WおよびAW-HEA10Kも2015年春に発売予定。映像をタブレット端末などに表示し、その画面上でポイントを指定してパン/ティルトやズームなどのカメラ制御を行えるようになる。
これらの新機種は、2014年11月19〜21日まで東京・幕張メッセで開催される、Inter BEE 2014に出展される予定となっている。
AW-HE130W/K
AW-HE130W/Kは、新開発の1/2.86型3MOSセンサー、光学20倍(35mm換算32.13〜642.5mm)/デジタル10倍のズームレンズを搭載。ナイトモードにより、赤外線照射による低照度下での撮影(出力は白黒映像)も可能となっている。
映像出力は、HD/SD-SDI×1、HDMI×1に加えて、IP伝送でのフルHD映像出力が可能。1カメラあたり最大4chでのマルチストリーミング出力(H.264配信、1920×1080/60fps出力時は1chのみ)と、14端末までの映像伝送に対応し、IPコントロールブラウザーを用いた遠隔地からのカメラ制御など、IPをベースにしたシステム構築を実現する。
このIP伝送での映像出力は、SDI/HDMI→IPに必要なIP変換のためのエンコーダーが不要となり、システム構築の際に優れたコストパフォーマンスを発揮する。
また、PoE+(Power over Ethernet Plus)の搭載により、LANケーブル経由での電源供給にも対応。電源工事、電源ケーブルの配線が不要になるため、施工時の省線化や施工コストの低減を可能とするだけでなく、LANケーブル1本でカメラの給電/制御/映像出力を実現することができる。
AW-HE70シリーズ
AW-HE70シリーズは、1/2.3型MOSセンサー、光学30倍(35mm換算31.6〜962.0mm)/デジタル16倍のズームレンズを搭載。ズームレンズは超解像技術により、高い解像度を保ったまま40倍までのズームも可能となっている。AW-HE130W/Kと同様にナイトモードも搭載。
映像出力は、SDIモデルとHDMIモデルに分かれており、用途に合わせた選択となる。
また、フルHD出力には対応していないがIP伝送での映像出力に対応し、PoE+も搭載するので、LANケーブル1本でカメラの給電/制御/映像出力が可能となっており、AW-HE130W/Kと同様に高い運用性と施工性を実現している。
問い合わせ先:パナソニック お客様御相談センター TEL 0120-878-410
URL:http://panasonic.biz/sav/camera/