ローランド、HDMI対応のAVミクサーVR-3EXを発売
ローランドは、最大9入力4出力の映像入出力の搭載により、ビデオカメラやマイク、PCなどさまざまな映像・音声機器と接続し、タッチモニターで直感的に操作可能な、HDMI対応AVミクサーVR-3EXの発売を開始した。
同製品は、省スペースな小型筐体ながら、映像と音響を総合的にコントロールできる同社のAVミクサーVRシリーズの最新機種。その操作性や機能を継承しつつHDMIにも対応し、映像の切り替えや合成に対応した「ビデオスイッチャー機能」、音声のミックスが可能な「フルデジタルのオーディオミクサー機能」、出力映像の確認と操作ができる「ビデオモニター機能」、パソコンに出力するための「コンバーター機能」など、各種機能を搭載したオールインワン製品となっている。
なお、従来モデルであるVR-3との主な違いを以下のとおり。
・HDMI入出力端子の追加
・内部処理のプログレッシブ化(480p)
・切り替え効果、合成効果の種類の追加
・ビデオエフェクト機能の追加
・PinPなどの映像合成効果と、キー合成の同時使用が可能
・オーディオミクサーにAUXバスを追加
・オーディオエフェクトの強化
・すべてのチャンネルで3バンドEQ、ディレイ、リバーブの調整が可能
・チャンネル1〜4にコンプレッサー、ゲート、ハイパスフィルターを搭載
VR-3EXには、HDMI×4・RGB×1・コンポジット×4のビデオ入力、HDMI×1・PVW HDMI×1・RGB×1、コンポジット×1のビデオ出力および、XLR×4・RCA×1・ステレオミニ×1・HDMI×4・内蔵マイクのオーディオ入力、MAIN RCA×1・AUX TRS×1・HDMI×2・ヘッドホン×2のオーディオ出力といった豊富な入出力インターフェースが搭載されているため、上記のようなさまざまな映像・音声機器と接続することが可能となっている。なお、HDMI入力1〜3が対応しているフォーマットは480pのみとなっており、1080i/1080pなどの信号を入力する場合はHDMI入力4に接続する必要がある。
操作面に関しては、右にビデオスイッチャー、左に18chのデジタルオーディオミクサーを配置したパネルデザインが採用されており、映像と音響を直感的に把握することが可能となっているほか、タッチモニターで映像を確認しながら、画面をタッチして出力映像を切り替えたり、ボタンやつまみでダイレクトに調整や設定することも可能で。映像の切り替や音声ミクシングの特別な知識がなくてもスムーズな操作が可能となっている。
このほか、同製品をUSBでPCと接続することにより、専用ソフトウェア「Video Capture for VR』(http://roland.co.jp/solutions/からダウンロード可能)で、映像/音声を録画することも可能。録画したファイルはインターネットにアップロードしたり、編集することができるほか、インターネット・ライブ配信にも対応している。
- 映像処理:4:2:2(Y/Pb/Pr)、8ビット(内部処理:NTSC設定時は480/59.94p、PAL設定時は576/50p)
- 音声処理:24ビット/48kHz
- 外形寸法:幅345×高さ80×奥行203mm
- 質量:2.3kg
- 価格:¥19万8000(税別)
- 発売:2014年2月10日
- 問い合わせ先:ローランド・お客様相談センター TEL 050-3101-2555
- URL:http://www.roland.co.jp/products/jp/VR-3EX/