アスク、AJA Video SystemsのHD〜4K入出力デバイスIo 4Kの出荷開始


 アスクは、同社が取り扱っているAJA Video Systems Ioシリーズの新製品Io 4Kの出荷を開始した。

 同製品は、4KおよびUltraHD、HD、SDと広範囲なフォーマットをサポートしているほか、SDI(フルサイズBNCコネクター)×4による4K入出力、HDMI 1.4入出力(4K 30pまで)を搭載するなど、プロ仕様の接続性も実現した入出力デバイスとなっている。なお、SDIおよびHDMIは、同時出力も可能。

 上記の入出力以外にも、Thunderbolt 2を2ポート搭載しており、最大4Kまでの信号を取り込み、出力することができるため、高解像度ディスプレーや大容量ストレージなどとデイジーチェーン接続することで、プロの現場の需要にも十分応えられる、強力かつポータブルなソリューションを実現する。なお、既存のThunderboltホストとの下位互換性も備えている。

 また、HD-SDIダウンコンバート専用出力(BNC)も搭載されており、4K映像のHDレコーダーなどへの出力や、HDモニターを使用したモニタリング環境の構築なども容易に行うことが可能となっている。

 音声関連では、エンベデッド16ch SDIおよび、8ch HDMIオーディオ、DB-25接続によるアナログオーディオ出力にも対応。また、RCA×2出力と前面パネルのMini TRSヘッドフォンジャックでステレオモニタリングも可能。

 このほか、外部リファレンスにロックして大規模なプロダクションに統合したり、LTC入出力から同製品で取り込んだ映像素材に適切なタイムコードを付加することも可能となっており、テープデッキの制御が可能なRS-422ポートは、フレーム単位で正確な取り込みとレイオフを実行することができる。

 10ビット4:2:2および4:4:4ワークフローをサポートしているほか、Apple Final Cut Pro X、Adobe Creative Cloud、AJA Control Room、Telestream Wirecast 5などとシームレスに統合しており、ユーザーのワークフローに合ったソフトウェアツールが使用できるという柔軟性も備えている。

 なお、最新のドライバーv10.5.1により、4Kのハイフレームレート(50、59.94、および60fps)にも対応することとなった。


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